猫雑記 ~むくの健康診断とワクチン接種と不整脈疑惑の日~
この記事は2022年10月19日の出来事です。
猫様達のおしっこPH試験
今日は1年に1度のむくの健康診断とワクチン接種の日です。
我が家では健康診断におしっこを持参して一緒に検査して頂きます。
今回は健康診断にむくのおしっこを持参するので、ついでに全員おしっこの簡易検査を自宅で実施します。
我が家ではPH紙を常備してあります。
PH紙はネットで手軽に購入出来ます。
4匹の健康診断の際に全猫様達のPH値を測るので、年に4回は測っています。
PH値を測る事で、尿路結石等の原因となるストルバイトの早期発見に繋がります。
PH値が高い猫様が居れば、おしっこを持参して先生に判断して頂きます。
猫様のおしっこPH値の正常値は5~6位です。
PH6でした。
むくは健康診断なので、PH値に関係なくおしっこを持参して検査して頂きます。
朝一番のおしっこなので色が濃いですね。
ちなみにおしっこの色が濃いのは、きちんと濾過されているからで問題は無いそうです。
すずめもPH6でした。
すずめのPH紙の二番目の黄色が、てんは緑に近いのが分かりますでしょうか。
てんはPH7~8の間位でした。
てんはいつも高めで結晶も小さいものは出ています。
良くも悪くもならないので経過観察中です。
きなこもPH6でした。
てんの数値が若干気になるものの、おしっこは普通に出ているので今回持参は見送る事にしました。
逃げだしたら捕まらない
さて大捕物の時間です。
我が家で一番捕獲するのが大変なむくです。
昼間は人間の手の届かない高い所で爆睡しています。
起きたら起きたで危険を察知して、キャットウォークに逃走するので静かに探します。
今回は捕獲しやすいキャットタワーの上で眠っていました。
キャットタワーにがっちりしがみついているのを引きはがして連れて行きます。
健康診断中に問題発生
まずは体重測定です。
その後は血液検査です。
全くの問題の無い健康優良児でした。
前回14と正常値ギリギリに高かったSDMA(腎臓の正常値を確認する数値)ですが、今回は6でした。
触診、おくちの中、と静かに抵抗しながらも診察は進んでいきます。
聴診で問題が起きました。
「心臓の鼓動が不正確に感じます。」と先生。
不整脈の疑いがあるとの事で、急遽エコー検査をする事になりました。
待つこと20分程度・・・。
我が家にはすでに大型猫様てんが不治の心臓病「肥大型心筋症」で、症状を遅らせるお薬を毎日飲んでいます。
「あぁ・・・また大型猫様由縁の洗礼かぁ・・・。」と、大型猫様に多い心臓疾患がむくにも出たのかと茫然としました。
レントゲン撮影、エコー検査、心電図検査、ワクチン接種を鎮静剤無しで実施して戻ってきました。
飼い主の心配はよそに意外と大人しくしていたようです。
検査中は全くの問題の無い心臓の動きをしていたようです。
エコー動画、心電図画像、レントゲンすべて見せて頂きましたが、正常でした。
てんのような「肥大型心筋症」の症状もありませんでした。
個人的にはこれが一番嬉しかったです。
「診察室では脈の動きが不規則に感じたんですけどねぇ。」と先生も不思議がっていました。
半年後にもう一度検査をしてみて、問題なければ一時的なものだったという事になりました。
こういった検査は普通の健康診断ではやらないので、良い機会だったと思います。
「Road of the vets 王の帰還」
当初の予想には無かった、おなかにエコー用のゼリーを塗られてベタベタになって我が家に帰って来たむくです。
全く車の中でも病院の中でも鳴く事も無く・・・。
静かに怒っているのでしょうか。
猫様達がザワザワしています。
一気に白くなった?
脇からおなかあたりまでの毛がゼリーで濡れています。
きなこが匂いを嗅ぎに来ました。
意外に優しい暴れん坊
お次にてんが匂いを嗅ぎに来ました。
てんはむくが病院の匂いでも「シャー!」と言いません。
すずめやきなこが病院の匂いだったら「シャー!」と言います。
不思議ですね・・・。
むくは申し訳なさそうにしています。
やっぱりお母さん?
最後にすずめがやって来ました。
怪訝そうなお顔をしています。
執拗に匂いを嗅いでいます。
手伝おうとしていますが、むくに断られたようです。
近づきたくないのか
みんな遠巻きに、むくの匂いが元に戻るのを応援しています。
ご褒美にみんなおやつの時間にしました。
むくにはめいいっぱい励ましの言葉や、病院の御礼をお伝えしましたが・・・。
いつも通り、孤高の猫様むくでした。
とりあえず不整脈が確定じゃなくて良かったです。
また半年後、検査の結果をお伝えしようと思います。
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※皆様の暖かい応援をお願い致します!※