猫の病気 ~猫様のダイエットビフォアーアフター(すずめ編)~
この記事は2019年3月~11月までのダイエットの記録です。
先日ようやく目標体重を達成した事により、ダイエットを完了したすずめです。
見比べてみよう
今回は2019年3月から始めて2019年11月で完了したダイエットのビフォアーアフターの写真をご覧頂こうと思います。
すずめのダイエットは8ヶ月に及びました。
1歳6ヶ月(3月頃) 5200g ⇒⇒⇒ 2歳1ヶ月(11月頃) 4200g
紆余曲折ありながらも、1000gのダイエットに成功しました。
人間で言うと10kgほど痩せた感じでしょうか。
現在も体重維持の為の食事制限は継続しています。
今後は少しずつごはんの量を増やしていきながら、4100g~4200gを維持していく予定です。
写真を見比べて頂きたいので、猫様達はいつものように喋りませんがご了承下さい。
二匹のビフォアー
2019年3月頃の猫様達です。
すずめ5200g、むく5800gの体重がありました。
すずめが一番重かった時期です。
この後動物病院で「ちょっと太めちゃん」の称号を頂き、ダイエット指示が出ます。
むくは食欲不振に陥る前で5800gあります。
すずめのおなかの肉が足に乗っかっているのが分かりますでしょうか?
上から二匹ビフォアー
むくは食欲旺盛な時期でした。
しかも冬なのでまるまるとしていてもふもふです。
むくと比べると分かりにくいのですが、すずめもまんまるです。
が、飼い主はすずめが太っているとは全く思わずにごはんを食べたいだけ食べさせていました。
大型猫様のむくと比べてたのがいけなかったのかもしれません・・・。
上から二匹アフター
これもまたむくが痩せているので分かりにくいですね。
スリムになってすずめの背中や太もも付近の模様の太さが細くなっています。
お座りビフォアー
お次は座った状態です。
むちむちしています。
身体が大きいので頭が小さく見えます。
この角度だと太って見えませんが、おなかのお肉が足に乗っかっているのがよく分かります。
お座りアフター
ちょっと良い写真が無かったのですが・・・。
身体のラインがほっそりしています。
横からビフォアー
お次は横から見た図です。
おなかがぽよんと出ています。
ただでさえ短めの足が、さらに短足に見えます。
おなかだけでなく全体的に丸いですね。
横からアフター
この写真を見ると間違いなく痩せたのが分かります。
おなかと地面の間に隙間が出来ました。
上からビフォアー
今度は上からです。
この頃は体重測定の度に色んな角度から写真を撮っていなかったので、上から見た感じはこの一枚しかありませんでした。
身体が伸びた状態なのにこの腹囲です。
胴体がぽこんと膨らんでいます。
上からアフター
かなりすっきりしたと思います。
腰のくびれも猫らしくなってきました。
寝転がりビフォアー
猫様2階建てアパートです。
猫様の知識が薄い飼い主は、これで太っているとは思っていませんでした。
むしろコロコロしていてかわいいと思っていました。
この写真では一目瞭然ですね。
毛ではありません。
おなかのお肉です。
お昼寝枕のようになっています。
首から肩まわりや胴にかけてもお肉が付いているのが分かります。
今回の「ベストオブちょっと太めちゃん写真」です。
いい感じで太さが表われています。
「この猫様太ってる?」と聞かれたら、「うん。太ってるね。」と誰しもが答えるでしょう。
寝転がりアフター
現在のすずめです。
おなかだけでなく、首や肩まわりあたりも痩せたのが分かります。
おなかの太さが全然違います。
「この猫様太ってる?」と聞かれたら「ううん。太ってないと思う。」と答えるでしょう。
猫様の肥満による弊害
飼い主がすずめのダイエットを始めたのは、健康で永く一緒に暮らしたいからでした。
肥満は人間でも良くないとご存知だと思いますが、猫様も同様です。
猫様の肥満による発症率が高くなる病気は・・・関節炎・脂肪肝・肝硬変・急性肝炎・心筋症・糖尿病・椎間板ヘルニア・肥満細胞種などがあります。
重症化したり取り返しがつかない病気ばかりです。
また、皮膚病・尿路疾患・口腔疾患・下痢なども肥満と大いに関係がある事が研究結果で認められています。
適正体重の猫様よりも肥満傾向の猫様の方が寿命が短い事も証明されています。
飼い主がごはんを沢山食べさせて肥満にさせているという事は、すずめの寿命を飼い主が縮めているという事です。
意図的では無かったにしても「知らないうちに毒をあげている」ような気分になり、やってはいけない事だと思いました。
飼い主次第
今回わが家では検診時に「ダイエット宣告」を受けて始めたダイエットです。
「1歳時の体重が適正体重」という言葉を信じていましたが、すずめのその体重がすでに肥満傾向だったという事が分かりました。
身体を触ってあばら骨が指に当たるか当たらないか等の触診や見た目を信じたほうが良いと飼い主は今だから分かります。
動物病院の指導の下で、最終的にヒルズメタボリックスの体重管理を主食として成功しました。
特に実感として感じるのは、ごはんの種類よりも飼い主の忍耐力が一番大事だという事です。
ダイエット中は本当におなかが空いているので普段食べないようなごはんでもあっさり食べてくれます。
飼い主の場合はすずめだけにダイエットさせるのではなく、「ひとりでひもじい想いをさせてなるものか!」と思い飼い主も一緒にダイエットに取り組みました。
おなかが空いてにゃ~にゃ~ごはんをねだるすずめと一緒に、飼い主もおなかを空かせてにゃ~にゃ~鳴いて一緒に頑張りました。
おなかを空かせて鳴いているすずめを見て、かわいそうで泣いた事も何度もありました。
自分のダイエットよりも何十倍もつらかったです。
猫様は自分でごはんを用意する事はしないので、兎にも角にも飼い主次第で猫様は肥満になるし、健康にもなるのだと今回実感しました。
すずめのダイエットを応援して下さった読者の皆様のおかげで挫けずに成功させる事が出来ました。
本当にありがとうございました。
すずめとむくの体重維持の為の食事管理はこれからも継続していきます。
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※皆様の暖かい応援をお願い致します!※