猫用語 ~逆くしゃみ~
すずめとむくが最近動物病院にかかりましたが、現在は食欲もあり元気です。
ただ未だにくしゃみをしていたりします。
普通のくしゃみとはちょっと違って、逆くしゃみという現象に似ています。
二匹とも同時に同じ症状なので、獣医師さんが原因のひとつかもしれない・・・と言ったのが、むくの毛です。
むくの毛はかなり細くて短くて、たとえて言うならねずみの毛のような毛質をしています。
むくは毛づくろいの時に頻繁にくしゃみをします。
自分の毛で、鼻がもぞもぞするようです。
私達人間でも、むくの毛を吸うとくしゃみやせきが出ます。
すずめもむくも、逆くしゃみという症状にとても似ていて、元気な今の状態でも1日に何度かくしゃみをしています。
むくの毛で、すずめも逆くしゃみをするようになったのではないかと思われます。
逆くしゃみとは?
「逆くしゃみ症候群」「咽頭絞扼反射」「発作性呼吸」と言われている症状の事です。
ぱっと見、毛玉を吐くときのような咳のような音としぐさをしますが、何かを吐くことはありません。
逆くしゃみをした後には、鼻を舐めたりしていることがあります。
急に何かの拍子に発作的に10秒ほど続き、終わった後にはケロッとして普段と同じように元気な状態に戻ります。
逆くしゃみのしくみ
くしゃみは、通常何らかの刺激で鼻から勢いよく息を吐き出すしぐさの事を言います。
逆くしゃみは、その逆で鼻から勢いよく息を吸い込む為に起きる発作のようです。
逆くしゃみの原因
きちんとした原因は現在のところ分かっていません。
逆くしゃみが起こる要因として考えられているのは、食物や環境によるアレルギー反応や、ウイルスや細菌感染ですが、確定されてはいません。
逆くしゃみの治し方
根本的な治療方法はない様です。
アレルギーが原因でしたら、アレルギーがおさまると治ったりします。
逆くしゃみが始まっても、ほおっておけば10~数10秒程で治ります。
あまり長引くようでしたら、他の病気を併発している可能性もありますので、動物病院を受診されたほうが良いです。
一時的なものだったり、くせになって慢性化したりする事もありますが、どちらも数十秒で収まるような短い逆くしゃみは命に関わるような症状ではないそうです。
逆くしゃみが始まった時に鼻の穴を押さえたり、水を飲ませたり、喉をマッサージしてあげると止まったりするようです。
わが家では、まだ試していませんが・・・。
これで止まったら、完全に逆くしゃみと言う事でしょうね。
逆くしゃみと良く似た病気
出典:https://www.necoichi.co.jp/
逆くしゃみと毛玉吐きの症状がよく似ていると書きましたが、逆くしゃみと良く似た症状の他の病気にかかっている可能性もあるようです。
気管支炎
喉の気管に炎症が起きる病気です。
逆くしゃみのような症状と同時に、鼻水やよだれが出ます。
猫喘息
その名のとおり、猫の喘息です。逆くしゃみのような症状ですが、こちらは咳です。
なんらかの原因でアレルギー症状が起きて、頻繁に咳をするようになります。
心不全
心臓の血液がうまく全身に送れなくなります。
逆くしゃみのような症状ですが、こちらも咳が出ます。
逆くしゃみの場合は発作のあとは元気ですが、心不全の場合はぐったりしていたり、呼吸が荒かったりします。
危険な病気ですので、すぐに動物病院を受診する必要があります。
気管虚脱
呼吸器の気管が徐々につぶれて狭くなっていく病気です。
逆くしゃみと症状は似ていますが、症状が出るとアヒルが鳴いたような息苦しそうな呼吸をします。
息苦しくうまく呼吸出来ないので、苦しそうにしています。
外科手術が必要なので、動物病院を受診しましょう。
逆くしゃみは怖い病気ではない
わが家の二匹は、むくが普通のくしゃみをしていて、すずめが逆くしゃみ?(まだ確定ではないですが)をし始めました。
さらに、むくが最近逆くしゃみ(まだ確定ではないですが)をしています。
動物病院にも行きましたが、慢性のアレルギーではないかと言われました。
すずめはそれまで病気とは無縁でしたが、むくを迎えて急に二匹同時になった事を考えると、要因はむくにあるように思えます。
獣医師の先生は、最後の診察の時に現在は落ち着いているから大丈夫との事で、特に飲み薬などは処方されませんでした。
そう考えると、逆くしゃみなのかな?と思います。
今は、逆くしゃみの音もわが家の日常の一部になっています。
二匹とも、くしゃみ以外は元気に遊んでいるので今のところ特に心配はしていませんが、出来ればこの症状も治まって欲しいです。
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