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猫の病気~抜け毛を伴う病気~

 

 

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前回は猫の抜け毛の話題を掘り下げました。

 

そこで気になったのが、すずめさんのこの頻繁な抜け毛は病気ではないのか?

という事です。

 

今回はさらに抜け毛を伴う病気に関してです。

 

ちなみにすずめさんは耳の下あたりがハゲてます。

猫だいたいこのあたりがちょっとハゲてますよね?

 

お医者さんいわく・・・

耳の毛がこしょこしょとくすぐったいのと一番掻きやすい場所だから掻く為、これは病気ではないそうです。

 

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いやいや、微妙にハゲてます。

 

※ここから先、皮膚に症状のある猫の画像が出ます。※

 

猫の抜け毛を伴う病気

 

ストレス

 

猫に過度なストレスがかかったりした場合にも、毛が抜けます。

 

猫は発情期になるとストレスを溜める事があります。

本能のままに発情行為が出来ない事がストレスを溜める要因になります。

子猫を望んでいないのでしたら、病気の予防の為にも去勢や避妊をお勧めします。

 

引越しや病院、新しい猫が加わるなど、生活でもストレスを溜める事があります。

 

猫はストレスを感じると、身体を舐めて自分を落ち着かせようとします。

グルーミングをする事で安心するようです。

 

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出展: https://ameblo.jp/shirai-animal-hospital

 

下腹部などに抜け毛で大きなハゲがある場合は、「過剰グルーミング」です。

 

ストレスに反応して、自分の舌の届く範囲を執拗に舐めるので舐性皮膚炎を起こす場合があります。

 

猫は繊細なので少しの事でもストレスを受けやすいです。

なるべくストレスを受けやすい状況は排除してあげましょう。

 

部分的な抜け毛は病気の可能性があるようです。

 

以下は代表的な抜け毛の症状の一部です。

 

首輪ハゲ(通称)

 

首まわりの毛が抜けます。

 

首輪を長くつけていることによって、毛根がダメージを受けて毛が抜けて毛穴が見えなくなり皮膚がつるつるになります。

 

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出展:https://plaza.rakuten.co.jp/fuuchiro226/

 

長くその状況が続くと毛が生えてこなくなる可能性もあります。

 

日光皮膚炎

 

耳の先や口の周りの抜け毛が起きます。

皮膚の薄いところに症状が出やすいようです。

 

日光に当たりすぎる事で、紫外線により抜け毛が増えます。
人間の日焼けと同様に、痒みも出ます。

 

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出展:http://urabanashi813.blog.fc2.com/


特に色の薄い猫(白猫など)や、毛の薄い部分の毛が抜けますが、感染症ではないので予防策は紫外線の強い時間帯の日向ぼっこを減らすしかありません。


紫外線を浴びなくすれば治癒しますが、ひどい場合には抗生物質で治療する事があります。


予防策として猫用の日焼け止めもあります。

 

ノミアレルギー性皮膚炎

 

首・背中・尻尾まわりの抜け毛が起きます。

手や足が届く範囲全体に広がります。

 

ノミの寄生で起こる症状です。

ノミの唾液にアレルギー反応が起きて、首や背中やおしりのまわりの毛が抜けます。

 

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出展:http://www.kobe-flanders.com/

 

すごく痒く頻繁に掻いてる姿を見たら疑いましょう。

よく見たら猫の抜け毛の患部付近に小さな赤い発疹が見えます。

 

アレルギー治療薬と、ノミ駆除薬を併用して治療します。

 

このノミは人間も咬みます。

猫にノミが寄生した場合は室内にいる可能性が高いので、注意しましょう。


ヒゼンダニ症

 

顔まわりや耳のふちの抜け毛から始まる事が多いようです。

 

ネコショウセンコウヒゼンダニが寄生して発症します。

 

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出展:http://suruga-doubutsu-ah.com/

 

すごく痒くて掻きむしるので患部の毛が抜け皮膚が破れ、かさぶたなどが出来ます。

掻きむしる事でさらに患部が広がり、顔全体に広がります。

 

ダニ駆除薬の投与で治ります。

 

ダニは人間も咬みます。

人間にもうつるので注意が必要です。

 

皮膚糸状菌症(通称:猫カビ)

 

顔まわりの抜け毛が起きます。

 

皮膚糸状菌という真菌(カビ)によって発症します。

 

感染している犬や猫や人などから感染したり、真菌のいる環境で感染したりします。

円形に小さく脱毛する事が多く、かゆいようです。

 

抗真菌薬の服用や軟膏で治ります。

 

このカビは人間も感染します。

猫共々湿気の多い季節には特に注意が必要です。

 

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出展:http://mogupet.com/


食物性アレルギー

 

おでこや頭の抜け毛が起きます。

 

人間と同じように、特定の食べ物に過敏になる症状です。
引っかく事により、おでこや耳のあたりの皮膚が赤くなり毛が薄くなります。


アレルギー性の下痢や嘔吐を繰り返す事もあります。

 

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出展:https://www.vettimes.co.uk/


悪化すると患部が広がり、他の病気を併発する事もあります。


アレルギーの原因を絞り込む必要があるため、治療は長引きます。
毎日食べるご飯が原因になりますので医師の指示のもとで、ご飯を替える必要があります。


猫のアレルギーも人間と同様に穀物が原因になる事が多いようです。
本来猫は肉食動物なので、穀物には身体が対応していないのです。。
穀物不使用のフードや、高品質のフードへ変更してみましょう。


また、動物病院では猫の食物アレルギー検査を行う事が出来ます。
ご飯を変えたら下痢になった・・・など何か症状が出た場合は、検査してみるのもいいかもしれません。


病院によって違いはありますが、検査には2~4万円くらい費用がかかります。


線状肉芽腫

 

後ろ足の内側が一直線に盛り上がって赤くなり毛が抜けます。


自然治癒は難しい病気です。


舌や口の中に出来る場合もあります。

 

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出展:https://www.konekono-heya.com/


ストレスや免疫力の低下が原因かもしれないと言われていますが、現在のところ発症の原因は究明されていません。


治療は免疫抑制剤ステロイドを投与します。
肉芽種があまりにひどい場合には、外科的手術により患部を切除します。

 

好酸球性局面(好酸球プラーク

 

お腹から下腹部あたりの抜け毛が広範囲で起きます。

首や足の根元などに出る事もあります。

 

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出展:http://btpc.blog.fc2.com/


肉芽種の一種で、はっきりとした原因は分かっていません。


激しい痒みを伴うので、掻きむしります。


治療は免疫抑制剤ステロイドを投与します。

 

猫の病気による抜け毛予防


今出来る予防策は?

 

・ストレスをなるべく排除する

 

・首輪のまわりを確認する

 

・ダニノミ予防は病院の指示通りに必ず行う

 

・高品質の穀物フリーフードを使う

 

・毎日スキンシップをかねて猫の全身を調べる

 

このように抜け毛には、様々な怖い病気が隠れています。

この他にも抜け毛を伴う病気がたくさんあります。

紹介したのはあくまで一部のみです。

 

ただの抜け毛だと思ってほおっておくと、命に関わる事もあります。

 

気になる抜け毛がある場合には、動物病院で確認してもらう事をお勧めします。

 

動物は何も言えないので、病気になる前の予防が本当に大切だと感じました。

 

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