猫の種類 ~ベンガル~
ヒョウの様なワイルドでシャープな美しい外見を持っている野生味あふれる猫です。
出典:https://www.min-petlife.com/
原産国
アメリカで、アジアンレパードキャット(野生のヤマネコの一種)とドメスティックキャット(家猫)を交配させたのが始まりと言われています。
模様
代表的なのが、ロゼットと呼ばれるヒョウ柄のようなスポテッドです。
他にも、マーブル・タビーがあります。
毛の色
シルバー・ホワイト・ブラウン・ブルー・ブラック・スモークです。
毛の種類
短毛種です。
稀に長毛種が産まれる事もあります。
目の色
ゴールド・カッパー・ブルー・グリーン等の目の色で、ちょっとシャープな目をしています。
目の周りに黒色のアイラインが入っているのも特徴のひとつです。
体重
一般的な猫よりも体格が大きいので、体重は重めです。
オス 5.0~7.0 kg
メス 3.0~5.0 kg
体型
ロング&サブスタンシャルです。
他の家猫より背骨の数が多いので胴が長く、筋肉質でシャープな体つきをしています。
どの個体もヒョウのような野生的な外見をしています。
運動量
大型猫種は全体的に活発で運動量が多いのですが、ベンガルはその中でも特に運動量の多い猫種です。
上下運動の出来る環境や走り回れる環境が必要で、運動不足になるとストレスがたまってきて、脱毛したり飼い主を咬む等の攻撃性が出てくる事があります。
ベンガルの運動や狩りに対する欲求を満たす為に、リードをつけて散歩をさせている方もいらっしゃいます。
野生の血が強いので、リードなしで放すと帰ってこなくなる恐れもありますので、あまりおすすめはしません。
また、水が好きな珍しい猫種です。
泳いだりも出来るようです。
鳴き声
鳴き声は他の家猫よりも大きいと思っておいたほうが良いです。
鳴く事で会話をしようとする猫なので、飼い主にも「にゃお~!」と鳴いて話しかけてくれたりします。
ベンガルは頭が良い猫なので、飼い主が出かけるのを察知したりすると、大きな声で鳴き阻止しようとする事もあったりと、要望を伝えようと大きな声で鳴く事もあります。
性格
見た目はワイルドで走り回ったり行動は活発ですが、基本的にはおとなしくフレンドリーな性格をしています。
人に甘えるのも大好きで、積極的に飼い主とコミュニケーションを取ろうとします。
交配の順番が進めば進むほど、家猫に近くなり野生の血が薄くなるので大人しくなる傾向があります。
F1=一代目・・・・・F5=5代目、というように、ベンガル等の野生種との交配種は、何代目なのかが重要になってきます。
ベンガルの飼い主の方の中には、野生に近いワイルドな感じのベンガルが好きでわざわざF1やF2のベンガルを選ぶ方もたくさんいます。
家に迎え入れる時には、ブリーダーさん等から、何代目のベンガルなのかを確認したほうが良いでしょう。
子供との相性
おとなしい半面、遊びが大好きな猫なので、子供の良い遊び相手になってくれますが、あまり小さい子供だと、遊びが激しすぎて怪我をしてしまう恐れがあります。
ストレスがたまると攻撃的になる一面もあるので、気をつけたほうが良いでしょう。
かかりやすい病気
ベンガルの平均寿命は、12~15歳です。
一般的な猫と同じくらいの年齢まで生きる事が出来ます。
体も丈夫なので病気にもなりにくい猫種です。
ストレス
ベンガルは病気になりにくい猫種ですが、環境の変化や運動が出来ない等によりストレスを溜めやすい猫種です。
一般的な家猫よりも、環境の変化に敏感なので引越しや部屋の模様替えなどには気をつける必要があります。
体は丈夫なのでストレスが体調に出るより、脱毛したり、人間に威嚇をするようになったり、噛み付いたり攻撃的な行動をするようになる事があります。
常染色体劣性遺伝
ベンガルは、品種として登場してまだ20年弱の新しい猫種ですので、まだベンガルがかかりやすい病気がすべてわかっているわけではありません。
最近になりようやく 常染色体劣性遺伝がある事が分かって来ました。
ベンガルは、アジアンレパードとドメスティックキャットの交配の後、エジプシャン・マウ、アビシニアン、アメリカン・ショートヘア、シャム等とも交配されて、現在のベンガルになりました。
この頃の交配で遺伝子疾患を受け継いでしまったのではないかと言われています。
ベンガルがかかる疾患として、肥大型心筋症(HCM)・ピルビン酸キナーゼ欠乏症(PK-DEF)・進行性網膜委縮症(PRA)等が多く報告されています。
飼いやすさ
運動量や環境の変化などに弱い一面もありますが、短毛で人懐こくフレンドリーなので、飼いやすい猫種と言えるでしょう。
鳴き声が大きく、家の中を縦横無尽にバタバタと走り回ったり、飛び回ったりするので、出来る事ならご近所にも迷惑がかからない一軒家で飼うのが、懸命と言えるでしょう。
短毛種なので、お風呂はあまり必要ないかもしれませんが、水が好きな猫種なので、散歩に連れて行ったりした後のお風呂も嫌がらずに入ってくれそうですね。
野生的な美しい外見と甘え上手のギャップ
出典:https://www.instagram.com/p/BYjwBSgDOxn/?taken-by=sukiicat
しなやかでなめらかな体毛・ワイルドでシャープな美しい体格で、とにかく「かっこいい!!」と思えるのがベンガルです。
またその外見とはうらはらに、とても甘え上手でかわいい一面も持っていて、そのギャップが猫好きにはたまらないですね。
う~ん、どうだろう???
最後に・・・
猫は生き物です。
きちんと最後まで責任を持って飼う覚悟を決めてから飼いましょうね!
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