猫の病気 ~てんの「肥大型心筋症」の2022年12月の定期検査~
この記事は2022年12月19日の出来事です。
てんの「肥大型心筋症」
てんは「肥大型心筋症」という心臓の壁がどんどん厚くなり、次第に心臓が機能しなくなる不治の病を患っています。
現在も毎日投薬を続けています。
この薬は一生飲み続けなくてはいけなく、症状が進むにつれ薬も増えていく事になります。
現在は脈拍数を抑える事により心臓の動きをゆっくりにし、心臓の筋肉が育つのを抑えるお薬を1日に1回投薬しています。
症状の進行度合いを確認する為、半年に一度心臓の検査をおこなっています。
家庭で出来る異変の察知
我が家の場合は、遊んだ後にすぐ息切れをする、睡眠時の呼吸数が他の猫様達とかなり違う、という事で心配になり病院で診察を受けました。
成猫様の睡眠時呼吸数は通常15~25回位です。
てんの睡眠時呼吸数は50~80回位ありました。
投薬後は20~30回位に落ち着いています。
「肥大型心筋症」は猫様に多い病気のひとつです。
心雑音が無い場合も多く通常の健康診断では分かりにくい病気で、病状が悪化してから気付く事が多い病気です。
猫様の原因不明の下肢麻痺や突然死は「心筋症」が原因の場合もかなり有ると言います。
「肥大型心筋症」は治る事の無い病気ですが、投薬により症状を遅らせる事も出来ます。
寝ている時の1分間の呼吸数を是非測ってみて下さい。
難しければ(15秒*4倍)でもいいそうです。
明らかに呼吸数が早い場合は獣医師に相談する事をお勧めします。
検査結果は良好!
いつも通り鎮静剤無し毛刈り無し、抑えられての超音波検査です。
検査結果です。
5mm以下が正常範囲内の心筋の厚さです。
2021.10.7 5.7mm
2022.05.20 6.4mm +0.7mm
2022.06.27 6.5mm +0.1mm
2022.12.19 5.8mm ▲0.7mm
0.7mmの減少です!
が、改善したわけではありません。
その時の興奮度合等によって心筋の壁の厚さの変動幅があるもの厚くなる事はあっても、一度厚くなった壁は二度と薄くなることはないそうです。
診断結果は「現状維持」でした。
投薬が効いているのか、顕著な進行は見られないようです。
毎回心雑音は全く無しです。
ひとまず安心です!
暴れん坊のご帰宅
検査を終えててんが帰って来ました。
すずめが出迎えてくれました。
検査帰りの通例行事
おなかに塗られた消毒のにおいが充満しています。
みんなてんの行方を追っています。
においの大御所登場
消毒薬のにおいと言えばこ御方・・・。
やっぱり降りてきました。
においの出所を確認してまわっています。
消毒のにおいハンター
やっぱり猫様はお鼻が利きますね。
放りっぱなしのキャリーバッグを見つけました。
らいおんさんのにおい
執拗ににおいを嗅いでいます。
もっとにおいが漂ってくる場所があるようです。
においの出所を発見!
てんを見つけました。
てんに向かってむくが「シャー!」と怒っています。
戸惑っているてんです。
これからも穏やかに(暴れん坊ですが)過ごして欲しいと思います。
早く消毒のにおいが消えればいいですね。
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