猫雑記 ~すずめのお誕生日~
2018年9月30日はすずめの1歳のお誕生日でした。
2017年9月30日に産まれて、初めてのお誕生日です。
たくさんのケージの中から、他の子猫よりも元気がなくて、ずっと後を向いて寝ていたところを見つけました。
どんなお顔をしているのか、どうしても見たくてケージから出してもらい抱っこさせて頂きました。
抱っこしたら・・・ちいさくて、かよわくて、今にも折れそうな手足のかわいい子猫がすずめでした。
店員さんに聞いたら、ごはんもあまり食べなくて、身体も弱そうなので・・・と、暗に薦められていない事が分かりましたが、もうこの子しか目に入りませんでした。
ちなみに名前の「すずめ」は、両目の横の黒いラインが鳥の雀に似ているから名づけました。
詳細な健康診断をしてみて、もうちょっと体力をつけてからのお渡しという事で、出会いから1週間後・・・療養食と一緒にわが家に迎え入れました。
わが家に来て最初の2,3日はごはんを食べなくて心配しましたが、時間が経つに連れて少しずつ食べてくれるようになりました。
療養食もすぐに全く必要なくなり、元気に遊ぶようになりました。
もしかしたら、神経質なすずめには人のガヤガヤしているお店の環境が合わなかっただけなのかもしれません。
私はフルタイムで働いていましたので、すずめは日中はずっとケージの中で一人でお留守番をしていました。
仕事から帰って来て、ケージを開けるとゴロゴロと喉をならしながらスリスリしてきてくれて、それだけで仕事の疲れがふっとびました。
日中寂しい想いをさせていたので、夜は毎日すずめが疲れるまで一緒に遊びました。
写真を撮る事まで頭がまわっていなくて、あまり写真がありません。
沢山写真や動画を撮っておけば良かったなぁとちょっと後悔しています。
すずめは私に色々な事を与えてくれました。
私が悩んでいる時は、あくびをして「そんなに悩んでもしょうがないですよ」と言ってくれているようだったり・・・。
仕事を辞めて転勤についていく決心をさせてくれたのも、すずめでした。
前回も単身赴任だったから、今回も単身赴任の方が何かと準備が楽だし・・・この年齢で仕事を辞めたらもう正社員になれないかもしれない・・・新築の家を頬って置くわけにはいかない・・・家のローンもあるし働かないと・・・色々な考えが頭をよぎりました。
仕事や新築の家と家族を天秤にかけて悩んでいると・・・じ~っとすずめがこっちを見ていました。
「今一番大事なものはなんですか?」と言われた気がしました。
ああそうか・・・と、急に気持ちが軽くなりました。
それで仕事を辞めて、転勤について行く事にしました。
転勤先の慣れない土地、知らない人達、友人もいない環境の中でも、私が暮らして来れたのはすずめの力が大きいです。
もちろん、何かをしてくれるわけではありません。
ただ、居てくれるだけで、寄り添ってくれているだけで、力になってくれました。
時には一緒にケンカしたり、時には悩みをただ聞いてくれたり、つらい時には笑わせてくれたりしました。
自由きままな猫様ならではの、「つらい時には寝たらいい」「遊びたい時には遊べばいい」「生きてればなんとかなる」等々たくさんの教訓もくれました。
最近は新たにすずめに弟分のむくが家族に加わりました。
また新しいすずめの一面をどんどん見れて、成長を感じています。
すずめに出会えて、私の人生は変わりました。
わが家に来てくれて、本当にありがとう。
1歳のお誕生日、本当に本当におめでとう!
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