猫雑記 ~実家の猫様が犠牲に・・・~
この記事は2019年8月お盆帰省時の出来事ですが、一刻も早くアップしたかった為お盆前の記事よりも早く皆様にお伝え致します。
飼い主の実家の猫様
飼い主の実家は富山県にあります。
飼い主の母親も飼い主を上回る猫様好きな人で、実家には子供の頃から常に猫様が一緒に暮らしていました。
実家の猫様はいつも野良猫様を保護した猫様で、外猫様で昼夜問わず出入り自由にしていました。
毎年のお盆のお墓参りの際には、実家の猫様に会いに行くのも楽しみにしていました。
去年のお墓参り
実家に寄って猫様に会えるかどうかは運次第です。
外猫なので居間で寛いでいる時間帯に偶然会えたらラッキーでした。
常時2~3匹の猫様を飼っていましたが、去年は1匹の猫様に会うことが出来ました。
座布団の上でお昼寝していました。
綺麗な毛色の猫様です。
飼い主はたまにしか顔を出さないので、実家の猫様はみんな「にゃんこ」と呼んでいました。
人懐こい猫様で飼い主も撫でる事が出来ました。
今年のお墓参りの電話
今年もお墓参りに行く事を実家の母親に告げると・・・。
「猫達は連れてこないのか。」と。
どうしたのか尋ねると「猫が一匹もいなくなってしまったって寂しいから猫を見たい。」と言われました。
すずめは母親に見せた事があるのですが、むくをまだ見せていなかったので二匹を連れて実家にお墓参りに行く事にしました。
今年のお墓参り
実家に猫様達がいた今までは車の中のケージごしでの対面でしたが、今回は家の中に猫様がいないという事でしたので居間に二匹を連れて行く事にしました。
そこで実家の猫様達が居なくなった状況を詳しく母親に聞きました。
聞いた内容は衝撃的なものでした。
実家の猫様が犠牲に・・・
実家の猫様は富山県富山市で起こった事件の犠牲になっていました。
飼い主の実家は射水市という富山市と隣接した市なのですが、犯人の自宅から近かった事もあり、先に挙げた写真の猫様が犯人の魔の手にかかってしまいました・・・。
近隣の外猫だった飼い猫様や野良猫様達も被害に遭いました。
実家の町内では20匹位の被害だそうです。
他のお宅の外猫様が被害届を警察に提出し、実家の猫様の被害が判明しました。
そして犯人の逮捕でこの町内での犯行が明らかになりました。
捕獲出来た猫様は連れ帰り、素早くて犯人が捕まえられないような野良猫達には、農薬や動物駆除用の毒入りの餌を広範囲で設置していたようです。
自宅の周りから野良猫様や他のお宅の外猫様・・・ご近所から猫様達の姿が消えました。
母親も初めての猫様がいない暮らしにとても寂しそうでした。
昔とは違う
外猫様として暮らす交通事故等のリスクは重々飼い主の方々も承知した上で外出を許しているのだろうと思います。
実家でもそのあたりのリスクは承知の上でしたが、人間に対するリスクは考えていませんでした。
母親は、「交通事故に遭ったのならご近所さんが教えてくれるだろうから分かるし、きっと遠出していて2~3日経ったら帰ってくるだろう。」と思っていました。
「まさかうちの子に限って事件に巻き込まれることは無い。」です。
でも実際に巻き込まれてしまいました。
動物虐待は昨年は全国で84件摘発されていて、毎年増加しています。
しかしこれも氷山の一角だと言います。
人間が夜間窓を開けて寝にくくなったのと同じように・・・。
残念な事に外猫様や野良猫様がのんびり過ごせる世界では無くなりつつあります。
次回母親が猫様を迎え入れると言った時には・・・。
「屋外の目の届かない場所に放し飼いにしないで!」
と、飼い主は言うと思います。
母親や動物を愛する方達に、もう悲しい想いはして欲しくありません。
犠牲になってしまった「にゃんこ」とたくさんの猫様達のご冥福をお祈り致します。
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